敬老日和

2009/09/23 09:34
20090923093357
たまに、と言う程もないけどもごく稀に、腸が全てを排出しようとする。凄い苦しみだが腸なりのリフレッシュなんだろうね。しかしもう少し穏便にできないのだろうか。

断続的に痛い訳じゃないんだ。まぁ、なんか、活動してんだろうね。収縮活動というかさ。そしてその活動に伴って起こる貧血。本気で魂が持ってかれるかと思った。

ある程度落ち着いて、同期の子に薬をいただいて、帰り道。

①バス→混んでる
②電車→混んでる
③駅のお手洗い→混んでる
④ホームのベンチ→満杯
⑤電車→混んでる

老人が多いと何も言えない。
バスの中でお婆さんがお婆さんに席を譲る美談を横目に貧血が襲ってきてなんかもう頭も唇も真っ白だった。駅のお手洗いは私の番で「ここは清掃するのでもう少しお待ちください」と言われた。ホームのベンチには、たくさんの老人が敷き詰められていて、唯一空いてると見えた席に近付いたら荷物が置いてあった。口で言わなければ伝わらないこともあると、そんな言葉がよぎったが、電車がくるまで僅か5分ちょいだし。

いや、駄目だった。しゃがみこんだ。
ホームでしゃがむと駅員さんに話かけられるということがわかった。恥ずかしくて真っ赤になったかどうかは自分ではよくわからないが、(何しろ顔を上げた景色はかすかに銀色がかっていて相手の顔色もろくに伺えなかったんだ)、頭の後ろから更に嫌な汗が吹き出したので会釈して電車に飛び乗った。

ごく稀にしかない腸からのアピールなので、まぁ仕方ないのだけれども、もう少しソフトにお願いしたい。痛いとか、大量の汗とか、そのくらいで勘弁して欲しいのだ。
今はすっかり落ち着いてゴロゴロます。むしろ早退して申し訳ない。

ともあれ、同期の子が脱水症状にならないように水買ってきてくれたりして、いつぞやのお母さんみたいで、もう本当に感動した。
自分のことを卑下したりしているけども、彼女はいろいろ気のつく素敵な人だと思う。

あーああ。全部吐き出したらお腹すいたな!
(基本的に、凄い生命力)




‥という日記をもやもやついでに書きなぐった翌日、仕事から帰ると猫がケロケロしてた。
戻すことは初めてじゃないので、脅えはしなかったけど、こいつは一人で苦しい目にあってたのかと思うと悲しくなった。
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電波さえ届かない人ごみの密室がわたくしの居場所ですから

2009/09/20 07:38
思うところが在って、心臓が痛い。


書きたいことはあれどなかなか更新が出来なかったのは、平日や休日があまりに塗り潰されていて、まぁ、要するに面倒だったのです。
幼稚園の頃だったか、真っ白な紙を、様々な色のクレヨンで塗り潰し、その後黒いクレヨンで全てを覆い、爪楊枝などで軽く引っ掻くと、花火よろしく暗闇に色彩が現れる、という技法を図工でやったのですが、前々回の更新以来、ずっと白紙を塗りたくるような日々を送っています。

自分の感情や行動があまりにも無秩序で、だからと言って、何、ということもないのですが。

「めんどくせ」

と、そういう訳なのでございます。

やめた。

忘れかけた夢の話をしましょうか。
それは、民族のお祭りに関する夢でした。

わたくしが、憂鬱な気分でモロッコに立ち寄った時のことです。二日程、どこを回るでもなく滞在し、次の場所へ行こうと思うていました。憂鬱による体力の消耗が激しく、ただぼうとするにはこのセピアな町が最適であったためです。町の人が言うには、近々この地域の有名なお祭りが開かれるのだそうで、人々はそのための準備をしている。明日の夕方ならそれを見ることが出来るということでした。
わたくしは、勧められるままに甘ったるいお茶を一口飲みました。

朝から、砂を含む風と甘ったるいお茶で、わたくしのアンニュイは空気を媒介にして、わたくしを含む半径1mが麻酔でもかけられたような具合でした。外を歩くことは、楽しくもなく、苦しくもなく、ただ純粋な居心地のよさを感じます。けれど、それも恐らく僅かな間。何も感じないでいられるのは体力のあるうちだけなのでしょう。
それでも、ホテルに戻り、またあの汚れで曇った窓からの景色と温かいお茶を味わおうとは思いませんでした。それはとてもわたくしの疲れを癒してくれたでしょうが、一度こうして空気の一部になってしまうと、なかなか実体に戻れなくなってしまうのです。思考や感覚が鈍り、全ての境界が曖昧で、それにね、自分の存在を感じないということ程、居心地によいものはないのですよ。そしてそれこそが、わたくしの憂鬱を薄めてくれる行動なのであります。

・・・。

夕方、でした。自分でも驚くべきことなのですが、今までずっと空気になっていた様なのです。疲れや苦痛は、わたくしを現実に引き戻してはくれませんでした。
こうしてまた自覚できる意識の独り言をし始めた頃には、あたりが薄暗くなっていました。なんとも、静かなものです。
曇った空と、荒野を眺めていました。すると、荒野から女たちがこちらへ向かって歩いてくるのです。女たちは皆一様にカーキのドレスを着て、モヘアのようにふわふわとした真っ赤なかつらを被っていました。そして、頭を上から包み込むような形で、手首型の飾りがぴったりと耳を隠しているのです。耳あての様だったと言った方がわかり易いでしょうか。

「明日になれば、準備の様子を見ることが出来るだろう。女たちは精霊を町へ呼び込むために荒野から町の中へと歩いていく。これは祭りの前に必ず行わなければならない儀式なんだ。この儀式から数日、町に精霊が宿り、メインの祭りまでいくつかの儀式を行う。もしまたここにくる予定があるなら、次は祭りの日まで滞在するといい。観光客は少ないが、君ならきっと楽しめるだろう」

確かに、私はこの場に受け入れられているような気がしました。それを受け入れたいと思うことも。
ただ、漠然とあと数時間でこの場を後にする、という意思が、(それこそなんの根拠も計画もないにも関わらず、)決まりごとのように貼りついて、引き続き逗留するという発想を見えなくしていたのです。
或いは、今この素敵な風景だけをイメージの媒体としていれば、後に行われるというお祭りも、実際のそれより幻想的でいつまでも魅惑的なものとして存在させておけるかもしれない、なぞと思ったのです。漫画や小説のタイトルなどがそうなのですが、気に入ったインスピレーションの浮かぶタイトルのものほど、読むと期待外れで、タイトルからあれこれ想像していた時の方がよかった!と、死滅したインスピレーションの欠片を眺めて茫然とするのです。
そんな訳でわたくしは向かってくる彼女たちを目に焼き付け、


以上です。
夢なので俄然半端です。でもきっとTRUE ENDです。
そうそう、手首の飾りは、皮膚の部分が緑で中が真っ赤でした。村で一番小さい手の老婆から型をとった空洞の手首に、赤い蝋燭を溶かして流し込んだような感じでした。でも夢の中の手はエラのあたりまで指が届くほど大きな手だったから違うかもしれない。精霊の手なんだろう。きっと。
夢、といえば、わたくしはモロッコに行ったこともなければこれといった興味を持ったこともありません。なので、モロッコの描写は完全にイメージです。もし「モロッコ人お茶飲まねえし!」とか思っても、あまり突っ込まないでください。
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